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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2010年3月12日金曜日

忍び寄る

アカデミー賞で和歌山県のイルカ漁を扱った「Cove」が選ばれた。
突っ込みどころはいろいろあるが、やはり巷を席巻しつつある「エコ論者」が一定の市民権を得ているという点で見過ごすことはできまい。

今日のニュース番組の特集で、海に生息し海産物にとって害のあるオニヒトデの駆除に、ヒトデだけに人手が足りません、などというものがあった。地球上の生物全ての命を貴ぶということであれば、非常に疑問を感じる特集だ。いったい人間の中には、「どこからどこまでは殺戮してもOK」という明確な基準があるとでも言いたいのであろうか。それであるならば、この世からさっさと消してしまった方が良いのは我々人間自身だ。


シーシェパードにしても2年前のグリーンピースによる機密書強奪事件にしても、全く妥協の余地がない、という時点で相手側にもう話す気がない気がする。エコ論者に対する違和感というのは、結局科学的に不確定なものに対して意見の相違があり、それを受け入れるか受け入れないかの違いなのだから、どこかで起こっているような宗教対立に等しい。そして宗教対立についてそれに一定の距離がある人間がいかに無頓着か、歴史を見ればわかろうものだ。





「まあそれはおいといて、シーシェパードを略してSSという記述がニュースの中でたまに見受けられるが、SSは僕らにとってみればサンデーサイレンスのことだ。勝手な表記はやめて貰いたい。」

というぐらい距離感のあることをエコ論者は唱えているということを自覚すべきで、今の方法では通用しないということをわかっとくべきじゃないかと思うのである。今のままだと、ダダをこねた子供がモノを投げつけだしたぐらいにしか思われない。

彼らの仕事は「言う」ことではなく「伝える」ことなのだから。
もっと理論的になって欲しい。
そして自らの発言の矛盾をさっさと解消しとくべきだ。

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