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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2010年11月17日水曜日

米に八つ当たり

知らず知らず間違った日本語を使っていることがある。

なかなかアイデアが浮かばず仕事が進まないときに「煮詰まる」という言葉をよく使っていたのだが、これは大きな間違いだったそうだ。

「煮詰まる」は「議論が進んで結論が出る状態になること」だそうで、自分と同じような間違った意味で使っている人は30パーセント以上もいたらしい。


恥ずかしーと思いながら米を磨いでいると、ある疑問が浮かんだ。
「無洗米」っておかしくねえか。
せめて「既洗米」じゃなかろうか。

ちなみに、ウィキペディアではこうである。

無洗米は研米されて作られるもので、製法により異なるが最も普及しているBG無洗米は水で洗ってあるわけではない。また同番組内では食品関係での接頭辞「無」の用法に着目し、「無着色=生産者が着色を行っていない」、「無農薬=生産者が農薬を使用していない」であることから、「無洗米」は 「生産者が米を洗っていない」といった意味になるのではないかと指摘している。しかし「無」と同様に否定を表す接頭辞「非」や「不」では「非洗米」「不洗米」と印象があまり良くないことなどから、「洗う必要がない」ことを端的に表す表現の難しさも挙げている。

なおさら「既洗米」じゃねえか。

2010年11月9日火曜日

BCクラシック 2010

競馬においてヨーロッパ最高峰のレースが凱旋門賞なら、アメリカ最高峰がBCクラシックになる。そのレースに日本のエスポワールシチーが出走し、10着に敗れた。



うーん、もうちょっと善戦してくれることを期待してたけど、残念やった。

去年の全盛期に比べたらやっぱり落ちてるのか、競る馬が多くて展開が向かなかったか、はたまた距離が長かったのかわからないが、去年のこの馬の強さを考えるとしばらく期待できそうにない気がする。

このレースでは、アメリカで一つの時代が終わった。
デビューから無傷の19連勝を飾ったゼニヤッタが、ついに連勝記録を止められた。
引退じゃないかな。前も一回引退しようとして撤回してるし。


BCフィリーズメアターフの方にはレッドディザイアが出走して、4着。


海外でも善戦を続けてはいるものの、もう一皮剥けてほしい印象。国内ではライバルのブエナビスタが独り舞台を演じているので、帰ってきてもう一度名勝負を見せてほしい。


ともあれこうして海外の競馬の祭典に、次から次出ていけるのは嬉しいことやな。次は来月の香港か。

香港スプリント→ビービーガルダン
香港マイル→アパパネ
香港ヴァーズ→オウケンブルースリ
香港カップ→ブエナビスタ
で完全制覇を目指しましょうか。 

2010年11月6日土曜日

共有ソフトの可能性を模索せよ

AKB48の新曲がミリオンセラーを達成しようとしていると同時に、CDの特典である握手券なるものや本人写真のみ抜いて、CDの方はネットオークションで大量に売りさばかれていることに一定の憂いの目が注がれているようだ。
もういい加減、この手の批判は時代遅れ、と言われなければならない気がしている。

むしろ、数千円払ってでもしたい握手の方に敬意を払うべきかとも思う。

中国漁船衝突の映像が流出したことで再び脚光を浴びる形になったファイル共有ソフトだが、こちらももういい加減市民権を得てもいいんじゃないか。


著作権法1条には、こうある。

「著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与」。

ここでいう「公正な利用」が果たしてファイル共有に適用されるか微妙だが、遅かれ早かれそうなること、そして「(お金を払って買われることなくして)共有されてしかるべきと判断された所産」を共有することで、もって目的とされている文化の発展を損なうことにはならず、むしろ今までの音楽業界の生産者余剰を劇的に粉砕し、我々消費者が適正と思える額(限りなく0に近い)でそれ相当の財を獲得できる画期的システムを禁止することの方が、文化的ロスは遥かに大きい。


『芸術立国論』の著者である平田オリザ氏の言葉を借りれば、現在は文化不況である。金が足りないわけではないが、使うべき対象が見つからない。趣味を持たず、適当に付き合いをこなしながら何か楽しいことを探している人間が溢れている。

万物の価値がうつろい、新興があれば没落があるという(歴史的)事実を受け入れていない人こそ、不況脱却の足を引っ張る張本人である。