I’M HERE

自分の写真
トータルライフコンサルタント 相続診断士

2009年12月3日木曜日

タバコ税問答(未)

経済学的には、人間は全て合理的であるという大前提が成り立っている。
ではその合理的なはずの人間がどうして中毒に陥ってしまうのか?
本投稿ではその謎を行動経済学によって解明する。


まず紹介しておくべき理論がある。

「合理的中毒理論」
(A Theory of Pational Addiction 1988 by Becker & Marphy)

合理的な人が中毒になることを説明する。
"中毒=通常の効用関数+習慣形成"
"中毒:ある財の現在の消費を増やすと、将来の消費が増えること"と定義できる。
効用は現在の消費だけでなく、過去の消費にも依存する。

例:フランス料理を食べる→明日も食べたい…習慣形成
            →しばらくいらない…耐久消費財

習慣形成においては、過去の消費の増加は現在の消費の限界効用を大きくする。
実はこれが「習慣形成」になるための必要条件であり、
必要十分条件は「近接補完」である。
(意味は、字の通り。割引率、過去の消費の限界効用逓減)


これから得られるインプリケーション
・規制は望ましくない。中毒は、本人にとっての最適選択
           ↓
実際は、前提が満たされていないのではないか?

前提1:中毒になった行く末を本当に正しく理解しているのか?
   ⇒実態の宣伝が重要(今必死にやっているところ)

前提2:中毒症状で他人に迷惑をかけないのか?

前提3:ひょっとして人間は「合理的ではない」のではないか?(おや?)
   自制心がない・つい、やってしまった・2人の自分がいる?


「合理的中毒理論」では「双曲曲線」を用いて説明している。
・近い将来の割引率が高い…我慢できない
・遠い将来の割引率が低い…我慢できる
       ↓
「1ヶ月後にはやめよう」→やめられず

この結果、今タバコ税を上げると
タバコの本数が減る→自分でできなかった禁煙を外から手助けしてもらう

→幸せ

"Do Cigarette Taxes Make Smokers Happier"(2005)
Advances in Economic Analysis & Policy

続く

燃やせバビロン

さて前回の続きになりますが、同系の(同型の)商品が増えてきた場合、「消費者の選ぶ基準」が必要になってきます。
より多い消費者を惹きつけるための方法というのはいっぱいありますが、下品な広告を打つことのほかになされているのが「ブランディング」です。

「ブランド」と聞いて思い浮かべるのは高価なバッグだったり時計だったり、好きなブランドをお持ちの方も多いと思います。旧ブランド社会というのはこうした「第一想起知名率」重視のものでした。そしてそのための広告を数多く打ちました。「名前を覚えて貰うだけで十分」というもの。しかし新しいブランド社会には心理学が必要だと言われています。


ダイアン・コイル「脱物質化社会」著書の中で彼は「物的財の支配」からの脱却を説いています。
今のように経験・知識が生きる社会の中では、物的側面より心理的な部分に訴求するマーケティングを重視すべきということだそうです。
「ブランドとは、パブロフの犬における餌のようなもの」

○エイブラハム・マズロー
人間の欲求は3段階のピラミッド型に構築されている。
もっとも低次元の欲求は、生理的な欲求、次に安全、帰属、愛情への欲求、最後に自己実現、精神的充足への欲求である。
自己実現は、自己という存在の外にある主義主張への帰属である。
ブランドはより高い次元の欲求を充足させるべきであろうというもの。

 例:ハーレー・ダビッドソン
  逃避への欲求、本物の希求、反抗、仲間との連帯の象徴

  :ボルボ
  安全

  :コダック
  愛情・帰属
  
  :BMW・モンブラン
  尊重

まあ調べてみるといっぱいあるのですが、ブランドを第一想起知名率重視で選んできた消費者が果たしてどこまでこのブランド側の意向を汲んで消費しているかははなはだ疑問です。

日本人は世界でブランド消費額圧倒的第一位という名誉とも不名誉とも不名誉ともとれる称号を持っていますが、それと同時に細かい細工に魂を込め続けた伝統的文化も数々ある。
非常に矛盾しているとも取れる民族なのです。

僕はブランドを求める気持ちというのは海外モノへの劣等感(外人のような顔がかっこよく見える精神的状況)だと思っているのでこれはもはや江戸の開国までさかのぼる問題かと思っているのですが、
もう一つ、「ウチのもの」と「ソトのもの」をはっきりと分けているんでしょうね。


消費ブームを引きずっているのかと錯覚させられるような今日ですが、中国人の1人当たりGDPが今後も上昇し、今の日本人のポジションに取って代わることが容易に想像できますので、これを期にもう一度「ウチのもの」に目を向けてみてはどうでしょうか。



内需の少ない空虚な経済がどうなるか、ドバイがしっかり説明してますしね。


(参考文献:『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?』 by スコット・ベドベリ)

2009年11月30日月曜日

お客さまって何様発言

女性に嫌いな男性の行動を尋ねると、よく「店員さんに偉そうにすること」と返ってきます。
これは女性に限らず、男性の僕も同意見です。

店員さんにあんなにも理不尽に偉そうに「できる」理由は1つしかない。

「お客様は神様です」というまことしやかに語り継がれる神話。
僕はこれに全く正当性を感じていない。
もちろん店員が神様とも言わないし「大人と大人」やろうと思うんですが、なんか間違ったこと言ってますか?



僕がお客さんを神様と思わない理由は、店員は客が各々の事情によってできないこと(仕事が忙しくて晩飯が作れないとか、寒いけど作れない服を売ってるとか、自分で髪を切れないとか、etc)に代わってやっているに過ぎないと思うからです。それができないから、わざわざお金を払うわけでしょうが。
「すいません、これ私にできないのでこのお金でやってもらえないですか」
要はこういうことでしょうが。

もちろん、店員側はそうしてお金を稼がないと生活できないわけですが、客は客でそうしないと今の生活を維持できなくなり、今まで通り効率よく仕事ができなくなったりするわけです。


しかし「お客様は神様です」という言葉が抱えている一番大きな問題は、何を隠そう「店員側が言っちゃってる」こと。なんでそうなるのか?
客に理解してもらえるポリシーや理念が他にないからじゃないでしょうか。

向かいの店となんら変わりのないものを売ろうと思うと、とにかく安くしたり金券ばら撒いたり何言われても怒らなかったり、それはもう大変な苦労を強いられるのです。

「このへりくだりっぷりを見てください プライドの安売りしてますよ」

松下の神様発言の真意はよくわからないのですが、
しかし彼はまた、従業員の働き方に人一倍注意を払った経営者としても有名であるのです。

一言で言うと、消費者は調子に乗りすぎだ。
ただそうなった原因は、売るほうにあった。
広告にも通ずるところがあるでしょう。

2009年11月23日月曜日

入籍おめでとう会

皆さまお疲れ様です。

昨日はほんま疲れましたね。
僕は今、二日酔いによる頭痛とそこからくる吐き気、そして喉の痛みに悩まされております。

というわけで、友人が入籍しました。
遠方からも集まってくれました。



一番向こうでトゥース!



新郎新婦



これからもよろしく。


さて僕は、この状態で今からまた飲みに出なければなりません…
さよなら…

そんな今日は、いい夫婦の日。

2009年11月20日金曜日

知恩院 ライトアップ



紅葉の季節ですねえ。
京都好きの僕としては、もちろん紅葉は外しません。

今回はあまり時間もなかったので、知恩院へ。
上の写真は枯山水庭園
「法然上人800年大遠忌」と題して、シンガーソングライターなどが紅葉や枯山水を背景に歌うという催しの最中でした。

拝観料は800円かかるが、どうやらそれでも維持費はかっつかつだそうだ。
「お布施」と書けばいいのに、拝観料としてしまう違和感。




まあそれはおいといて、今日はちょうどいいとき、というか緑と赤、中間の黄色が同居している時期の紅葉加減でした。12月の頭までだそうですので、ぜひ行って見てください。早いうちに。
上は高村光雲作の観音像



残念ながら急いでいたためカメラを持っていくのを忘れたため、携帯での撮影となりましたが、ご覧のとおり僕の感動の1/10も伝えられていません。

この記事をご覧の皆様には、どっから土でどっから水か、目を凝らして見ていただけると光栄です。



近々カメラもってリベンジしたいと思います…

2009年11月13日金曜日

のりピーの憂鬱

別に酒井被告を弁護するわけでもなんでもないのですが、1つ引っかかったことがあります。

彼女を取り巻く環境はきわめて複雑。
両親が離婚していること、養母に育てられたこと、決して順調ではない夫婦生活。一説によると、高相被告との間に生まれた子供を、彼の不倫相手に預けていた、というのもあります。

これは明らかに異常だと思います。
そして、彼女が積極的に離婚を望んでいなかったのは裁判の様子を聞けばわかる。

夫高相と自身をつなぐツールとして始めたのではなかったのか?
大学で、周りの友達がみんな喫煙者だから始めた人のように。
彼にすがることでしか、自分も子供も守れないと錯覚してしまったように。

まあもしそうだったとしてもいい大人だし量刑が軽くなるかは微妙なところですが、薬物に手を染める人間の心の闇に踏み込まないのは、これから間違いなく増えるであろう薬物裁判に向き合うに当たり、少し表面的な、安直な感じがしました。
ひょっとして逮捕直後の会見や裁判中の彼女の小細工(タトゥーを隠す、等)が、裁判官や検察の心証を損ねたのかもしれません。



ではなぜ彼女はそのあたりを主張しなかったのか?
おそらく裁判で争って長引かせることは、「女優酒井法子としてのその後」に傷がつくと思ったのでしょう。
僕は彼女が芸能界復帰をあきらめているとは思いませんし、本当にふざけた話ですが執行猶予がついた時点で彼女を取り込もうとした大手事務所もあるようです。


裏でしたたかな計算をしているのと同時に、裁判中にマジで取り乱すなど、彼女の中で女優と女性が闘っている感じですね。
女優は大変なんでしょうが、薬物・ダメ・絶対。

2009年11月9日月曜日

朝来芸術の森美術館~横のダム~竹田城

芸術の森美術館(淀井敏夫記念館)http://www.city.asago.hyogo.jp/asagomuseum/

現代彫刻の匠で文化勲章受章者、朝来市名誉町民淀井敏夫の記念館。
記念館自体は生前の1999年に建てられていたようだが、彼自身は2005年に亡くなっている。
一階には彼の作品展、外の公園にも彼の彫刻が展示されている。

普通の彫刻は削るのに対し、心棒に石膏を直付けするというユニークな彫刻技法を使っているそうだ。

外の公園。

入口に最後の晩餐の彫刻。


で、美術館の後ろにダムを発見。
車で上がれるので、上がってみるとダムの上は長い(人の歩く)道。

走るしかないでしょう。



ここから竹田城に移動。
朝急に気温が下がったりすると幻想的な写真が撮れるそうです。
これは転載ですが…



まあ僕らが行った時はすでに3時を回ってたし、雨も降っていたりで大変な山登りになりました。


下山後、本日のメインの温泉へ。
奥香の湯で恒例のやつを。

おつかれっした~

生野銀山

兵庫県朝来町の生野銀山に行ってきた。

生野銀山の歴史は古く、開抗は平安時代と言われていますが詳細は不明。
最盛期(江戸時代)には月間562kgもの銀を産出していた。
資源の減少、コスト増等に伴い、1973年に閉山。(wikipedia参照)


坑道の入口に、「不動の滝」がある。

坑道。中は薄暗く湿度が高い。
照明のせいで、さながらバイオハザードの世界です。



イケメンが働いている



ところどころ鉱脈が見えてましたが、こっから500kgも銀が採れるはずがなく、それはまあ大変な作業だったろうことが窺えます。
こういう縦穴を掘って進んでいたそう。



動力炉。


「銀行」というように、世界は昔、銀本位制でした。
ということは銀山が果たしていた役割は大きく、最盛期は過ぎていたというものの相当な賑わいだったことが想像できます。しかし今はもう見る影もありません。兵庫県の真ん中の山奥でひっそりとその姿を湛えるのみです。

バブリーな抗夫。


もう今は立派に観光名所として生まれ変わっていますよ。

2009年10月30日金曜日

史上最高

天皇賞(秋)枠順確定。
おおかた予想はしていましたが、見た瞬間「おいおい(笑)」というメンバー。

レベル高すぎるだろう!!
18頭中、G1馬がなんと9頭…こんなことが今まであっただろうか…

1:コスモバルク
シンガポール国際航空C(G1)の覇者でジャパンカップの2着に入ったことのある地方の雄。
8歳という年齢もあってか長い不調もあったが、前走の地方のレースに勝利し、出馬にこぎつける。
さすがにこのメンバーに入っては苦しいと思うが、地力はある。


2:スクリーンヒーロー×
前投稿でも一瞬紹介した名牝の系譜から生まれた銀幕王子。去年のジャパンカップの覇者であり、その後の1級戦でも肩書通りの走りを見せるが、決め手に欠けるため、長い直線ではどうか?力は間違いなくある。


3:カンパニー
前走の毎日王冠で女王ウオッカを破った古豪。長い現役生活の中で、完成度は間違いなくMAX。
本番では期待を裏切り続けているが、今回ならもしや…


4:アドマイヤフジ
こちらもディープインパクト世代の古豪。現在重賞に23戦連続出走中で、日経新春杯(G2)勝ちがある。カンパニーと違い、調子自体は可もなく不可もない様子。このメンバーではどうか…


5:ヤマニンキングリー
凱旋門に向かう怪物ブエナビスタが前哨戦に選んだ札幌記念で、返り討ちにした張本人。前走を除けば安定感は間違いない、隠れた実力者。しかし毎日王冠での裏切りは、僕は忘れていない…


6:アサクサキングス
春天以来となる、菊花賞馬。長い不調を抜け、京都記念、阪神大賞典を連勝。適正距離は2000-3000なのか?ウオッカの2着に入ったダービー以外は府中で結果がでていない。切れ味は出てきたというものの、長い直線では割引。


7:ウオッカ
史上最多タイ7冠目を目指す、現役最強の女帝。
以下説明不要の絶対的本命。枠もいい。


8:キャプテントゥーレ
忘れ去られかけたディープスカイ世代の皐月賞馬。骨折から復活し、朝日CCでブレイクランアウトの猛追を凌ぎ切る。調子は平行線で、先行策も型にはまってきた。実力は本物のようだ。


9:サクラオリオン
7歳にしてG1初出走の苦労人。函館記念を勝利したあと、札幌記念ではキングリー、ブエナの3着にはいるなど力はつけつつある。新星台頭か?否、まだ早い。


10:シンゲン
東京成績8戦6勝、負けた2回はレース中に骨折と、まさに府中の鬼。前走オールカマー(中山)では、圧逃したマツリダゴッホの後ろでドリームジャーニーと壮絶な叩き合いの末、惜敗したが、間違いなく実力上位。人気が落ちるなら買いたいところだったが…


11:スマイルジャック
スプリングSに勝ち、ダービーで2着するなどの活躍をしたクラシック世代の有力馬。関屋記念で勝った後、人気を上げた毎日王冠では見せ場なく完敗。そろそろ疲れが出てきたのか?


12:ドリームジャーニー
朝日杯FS(G1)を勝った後、3年ぶりにG1宝塚記念を勝った僕の愛する馬。最近の安定ぶりには目を見張るものがあり、直線は延びて歓迎。


13:マツリダゴッホ
中山で有馬記念(G1)を含む重賞6勝、オールカマー3連覇などの成績を残す中山の怪物。前走では信じられない強さで完勝したが、長いキャリアの中で東京コースは何と今回が4回目。ジャパンカップで4着した以外は、特に結果がでていないが…


14:サクラメガワンダー
決め手不足でG1勝ちはないが、安定感ならNO.1。宝塚記念(2着)以来になるが、3着ならあるいは?


15:オウケンブルースリ
京都大賞典(G2)で復活Vの去年の菊花賞馬。去年のジャパンカップでは直線不利を受けながらも5着に粘る大健闘。東京は2回目だが、変幻自在の脚質で対応可。去年からの上積みと、休み明け2戦目という条件も大きなプラス。


16:ホッコーパドゥシャ
こちらも7歳にしてG1初出走。徐々に調子は上がっているようだが、メンバー的にはちょっと厳しいのでは…適正距離なら2000mで申し分ない様子。


17:エイシンデピュティ
去年の金鯱賞(G2)、宝塚記念(G1)を連勝したあと骨折し、長期休養明けのオールカマーで惨敗したが、久々がこたえたと見る。逃げor先行策をとるとみられるが、そう簡単に逃がしてくれるだろうか?先行馬が多い場合、一番先に潰れそうだが…。長期休養明け2戦目で体調は?


18:エアシェイディ
1800-2400あたりで地味な活躍を見せ続ける実力馬。有馬記念で3着に入るなど、たまーに馬券にからむ程度だが、たまーにが当たると怖い。前走は出遅れての4着。調子はよさそう。大外枠は痛そうだが…



先週の菊花賞については何も言うことはありません。
ただ一言言わせてもらえるなら、酷評したセイウンワンダーに「ごめんなさい」と言いたいです。

2009年10月24日土曜日

遺伝子の系譜

認知症で冒されてた南田洋子さんという大女優が亡くなったということで、むしろ惜しい人が亡くなったというより、老・老介護の果てに…という論調が多くなっているのは事実だと思う。

2人には子供がいない。
日本では祖父母ー父母ー子供という3世代が同じ家に住んでいる(stem family)というイメージもあるようだが、実はそんなことはなくて、圧倒的に父母ー子供(simple family)が多い。ただ他国と違うのは、精神的にstem familyができやすい下地がある、ということだけのようだ。


それとは別に、「neo-local」という概念がある。イギリスが理想としている社会の形だ。
neo-localでは父母の住んでいる家から子供は結婚すると出て行く。もちろんお互いに目が行くことも物理的には少なくなるし、費用が内部化できない(例えば介護を業者に頼まざるをえなくなる等)ので、社会全体で消費されるコストは増える。感覚としては、消費を請け負っている「家計」がneo-localでは早く分裂して増えるということだ。



現政権が掲げる「友愛社会」はまさにこれを目指している。
友愛というのは無償の愛ではなく、そこには常にコストが発生するのである。

ただ日本には大きな問題がある。
少子化」だ。
上の世代を背負って立てるほどの財源を生み出せるだろうか?
格差社会が進行していったら、税収確保のために税金の累進化に拍車がかからないだろうか?

日本社会の培ってきた社会構造の系譜は八方塞で、政府が自らの推し出す政策を進めるにはまず「結婚して子供を持つ幸せ」を刷り込んでいく必要があると思うのだが、そんなことは可能でしょうか?
人間っていうのは難しい。


話は変わって先述南田洋子さんは共同馬主として競走馬を所有していました。
そのうちの1頭にダイナアクトレスという馬がいて、もう20年以上前の馬なんですがこの母親モデルスポートから4代連続で重賞勝利を続けているのです。

モデルスポートーダイナアクトレス(毎日王冠、スプリンターズSなど)ープライムステージ(札幌3歳S、フェアリーS)ーアブソリュート(東京新聞杯)。名牝の系譜です。
ちなみに去年のジャパンカップ馬スクリーンヒーローはダイナアクトレスの孫。

ちょっと関係ない話になってしまいましたが、子供を作るということに何の疑問も持っていない例でした。

2009年10月21日水曜日

石川1泊2日の旅(2/2)

(2日目)

起床後、一路金沢21世紀美術館へ。
「未完の横尾忠則」開催中。

地下駐車場から館内に入ると、大きなオブジェがまず目に入る。



そしてその地下で、企業協賛のデザイン展が行われており、加賀友禅、九谷焼、輪島漆など郷土品が新しいデザインで並ぶ。







地元の高校生や大学生の出展もある。
これはコーラの缶を使って対立する2つの感情を表したもの。
コーラでなければもう少し入り込めたかもしれないが、アイデアとしては大したもの。




ここまでにかなり時間を喰ってしまい、お腹が空いてきたところで近くで昼食をとることに。
美術館の向かいにある、オシャレな市役所が目に付く。



昼食後、1階の展示鑑賞。
撮影禁止のため、作品を載せることはできないが、「shift-揺らぎの場」をテーマに、入ると気持ち悪くなる部屋とか、よくわからない映像とかで頭が痛くなる。
モダンアートはよくわからないことが多い。

建物の真ん中では有名なレアンドロのプール
たしか以前訪れたときは下からは見ていないのでは…




下。たまたま下への道が見つかったため、撮影。



で、未完の横尾忠則展。
詳しい解説は避けるが、モダンアートにはよくわからないことが多い。
なんせ横尾さんは、最近の女の人と戦争は嫌いなのかも知れない。

一階で自分用に本を一冊と、ブックマークを購入し、今回は終了。
かなり時間がかかったので、このまま帰路に。


帰りの徳光SA
海に下りられる。
10月半ばにして、今年初入海。



魚市も開かれており、海鮮丼を食べる。
漁師の商魂は、大阪商人など比にならない。
ぼーっとしていると、あっという間にお金がなくなるのだ。

夜10時ごろ帰宅。
疲れたーーー

              (終了)

2009年10月19日月曜日

石川1泊2日の旅(1/2)

無理やり取った連休(平日)を利用して石川に旅行してきた。

朝の10時に車で出発して、4時間。結構な道のりだ。


目的は主に2つ。
加賀温泉郷と、金沢21世紀美術館である。

途中の大津サービスエリアで昼食を済ませることにした僕は、カレーの大盛りを注文するが、これが大失敗。重すぎて胃腸を壊し、何度も足止めを喰らうことになる。

しかし大津SAから琵琶湖を見ると、ブエナビスタです。
これ↓


これは腹が痛くて立ち寄った敦賀PA。


カップルたちが永遠の愛を誓う場所であるらしい。


ここから見える敦賀湾は、国定公園です。



というわけで、石川県に到着。
石川県には加賀温泉郷 - 山代温泉、山中温泉、粟津温泉、片山津温泉
金沢温泉郷 - 湯涌温泉、深谷温泉、犀川峡温泉、曲水温泉
白山温泉郷 - 河内千丈温泉、白山一里野温泉、中宮温泉、白峰温泉
などの温泉街があり、今回はその中で粟津温泉を選択。(理由:たまたま目に付いた)
端から端まで歩いて10分あるかという温泉郷。
ここにもカップルが愛を確認する公園(おっしょべ公園)がある。

粟津温泉にある「法師」という旅館は、世界最古の宿泊施設としてギネスブックに記載されているが、今回はスルー。そんなん知りませんでしたよ…写真もないですごめんなさい。
粟津温泉街はこんな感じ↓



泉質は硫黄。
近所のおじいちゃんとかしかいませんでした。

その後、「石川といえば魚やろう」という安易な発想に任せ寿司が食べられる店を探すも、なかなかいいレベルのものが見つからず…30分探し回ってやっと食べられた魚はやはり絶品。


(1日目終了)

2009年10月14日水曜日

秋競馬

今年もやっと開幕しました。

G1・スプリンターズステークスを皮切りに、今後のG1戦線の前哨戦ともいえるG2・毎日王冠と京都大賞典が開催。



1・スプリンターズS

絶対王者スリープレスナイトの引退でスプリント界は大混戦。
しかしその中でローレルゲレイロの復活は驚いた。凡走するようなら引退も視野に入っていたであろうので競馬界には明るい材料だが、好スタートからの大駆け感もあるので次回も抑えまでか。
前哨戦でスリープレスナイトを退けた新星アルティマトゥーレには見せ場なくがっかりしたが、2番人気ビービーガルダンは若さを見せるも能力は高く、次回も首位候補。


2・毎日王冠

女王ウオッカの始動戦。強い競馬にこだわった武豊が人気を裏切り、古豪カンパニーに差される。
しかしカンパニーの上がりタイムは異常だったので(進路を二回変えた上の出来事)、仕方ないか。
逃げたウオッカのタイムもかなり優秀であるため、評価は変わらず。
むしろ本番で常に期待を裏切るカンパニーより、本番には合わせてくるウオッカの方が信頼性高し。カンパニーは抑えまで。
期待していたヤマニンキングリーとスマイルジャックにはがっかり。多少の不利があったものと思われるが、トータルの強さが問われる東京2000mでは評価を落とすだろう。


3・京都大賞典

昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが復活。ジャパンカップでの善戦もあり、消えていくにはもったいないと思っていたのでほっとした。2~5着に入線した馬は、やはり能力は高いのか。スマートギアに関してはこれからさらに注意が必要。天皇賞馬マイネルキッツにはがっかり。
プリキュアはそろそろ引退させてあげた方が…



競馬はこれから面白いシーズンに入ります。
女王ウオッカの7冠なるか?悲願の戴冠か?新星台頭か?

僕は「女王揺るがず」と予想。

2009年10月8日木曜日

フィッ!!

今、巷で大人気の「噛むンとフニャンフニャン」のCMは、従来ガムを噛むことのなかった層にフォーカスを当てて、市場の拡大に寄与することとなった。

http://www.youtube.com/watch?v=ByjoPP5WoRA

そのためには企画部の綿密な計算があったし、古い価値観に捉われることなく消費者の視点でガムを見るという原点に返ったことが功を奏したといわれている。


今回主にターゲットとして見ていた女子高生は、どうも市場調査だと「ガムは疲れる」という意見を持っていたようで、植物性樹脂を増やしながらフニャンフニャンにしすぎることなく…といった高度な技術が求められたようだ。そしてまた「人にあげやすい」ことを目的とした「千切れる包み紙」を使用している。


このCMで注目すべき点は、「ガムであること」を全く意識させないことで、CM中に「ガム」だとは一言も言っていないしパッケージにも載っていない。ガムの市場は縮小気味で、最近はグミ市場におされ気味であるということも、少なからず影響しているように思う。「弱点を売れ行きに変える」勇気の要る決断だったに違いない。

一つ不安なのが、「硬いもの離れ」が続く若い世代の顎をさらに甘やかすことに繋がるのではないかということと、そうしないと売れないというのが、少し寂しいということだ。



そんな僕の心配をよそに、「ふにゃんふにゃんダンスコンテスト」みたいなのもネット上で展開されているし、どっかの小学校では運動会のダンスにこれを取り入れるなど、一億総フニャンフニャン運動が進められている。なにより頭に残りやすいし、下手をすると仕事中の僕の頭から出て行かないこともある。


ちなみにこのキャッチーな曲を歌っているのは「たむらぱん」というシンガーソングライターで、My Space出身の初めてのメジャーデビュー歌手であるらしい。SNSを通してアーティストが出てくるのは喜ばしいことだし、今回ロッテさんに抜擢されたことは、グッドニュースであったと思う。
有名だけが力になるわけではないことを、証明していただきたいものである。

2009年10月5日月曜日

「笑いそうになる」とは何なのか?

この間ちょっとした発見をしました。

ちょっとした笑いが起きてそれを我慢しようとしたときに、身体がむず痒く感じることがあるのです。
くすぐったくて笑うこともあれば、「面白い」と感じて笑うこともある。

「身体→脳」と「脳→身体」
笑いにはこの2種類があると思うのですが、

「身体→脳」というのは感覚的になんとなくわかるようなものの、逆のことが起こりうることに馴染みがないもので、戸惑っています。

別にそんなたいしたことじゃないのですが、これって本当に脳が「身体に刺激を与えて笑わせよう」としているのか、それとも馴れなのか、はたまた単なる思い込みか、ご存知の方はご教授ください。
よろしくお願いします。

2009年9月26日土曜日

三徳寺投入堂

友人と二人で鳥取県にある投入堂に登山に行きました。


「投入堂」という名前の由来は崖に投げ入れたような状態で存在しているからだそうで、誰が、何のために作ったものかは不明だそう。
1000年前ぐらいのものだそうです。

実は僕はこの場所を4年前に訪れていて、そのときは時間がなくて断念したのですが、今回4年越しの計画となりました。


行きの途中で岡山との県境にある道の駅的なところに立ち寄り



ひらめ(現地の言葉で「あまご」のこと)バーガーとトマトアイスを食するも、あまりの荒削りさに二人とも微妙な面持ち



そして到着。有名になってきてるからなのか何なのか、奥地の山寺にしては人が異常に多い


登山開始。早速の石段が、ハムストリングを痛めつける。
ちなみに石段はここまでで
今から獣道を進むことになります。



こんなところや



こんなところを進む。



時にはこんなところを




そして一つ目のお堂に到着。ここまで約1時間。
このような、危険極まりない土台の上に建っている。


そこからの景色。柵がないないので落ちたら即死。




そしてここでまさかのカメラ電池切れ。
全ての電力を最後のお堂(投入堂)の写真に賭ける。
それがこれ。


たぶん人が少なければもうちょっと感動する暇もあったんでしょうが、後ろがつっかえていたため10分ほどで引き返す。そこからさっきの道をひたすら戻る。帰りは、30分強。


まあなんせ、今度は人のいないときに行こうと思いました…

2009年9月17日木曜日

声は無くなるか

「インターネットの存在が、引きこもりを助長する」という説と、
「インターネットはむしろ、引きこもりがより多くの仲間と(バーチャル上であれ)接する機会を提供している」とう説、どちらを支持するだろうか。
この2説が、対立するものとしてコミュニケーション界では取り沙汰されているらしい。
ひいては、「本当のコミュニケーションは何か」ということにもなるらしい。

前者のほうは、ここ10年ほど耳にタコができるほど聞いていることとは思うが、最近はコミュニケーション論界の権威でさえも後者を支持することがある。

上記の2つの説は、よく見れば分かるとおり全く逆のことを言っているわけではない。
2つを合わせると、引きこもりは雪だるま式に増えていくことになる。
そしてまたこの2論が対立するためには、「引きこもりは悪」というイデオロギーがなくてはならない。

インターネットの普及、特にWeb2.0と呼ばれるプログラムに接するにつけて、我々は顔の見えない付き合いに一抹の違和感を覚えているのを感じる。

Wikipediaでは同じページを編集しあい、
Amazonでは誰か知らない人から物を買い、
時にはブログ上で知らない人からコメントをもらうこともあるだろう。

「よくわからない」という人が多い中、Web2.0は「一人ひとりが情報を提供し、使用できる」という定義ができるらしい。つまり、Web22.0上ではユーザーは「コミュニケーション」をしているのだ。



最初にした引きこもりの話ではないが、電話が初めて出てきたとき「これは本当のコミュニケーションか?」という議論があったかどうかは確認できないのだが、インターネットを通したコミュニケーションが懐疑的な目で見られるたびに電話を引き合いに出し、じゃあこれはどうなんだという話はもうデジタルの世界にどっぷりつかってしまっている人の意見で、電話にまで遡ってしまって存在の正当性を疑われてしまったら、きっとこの人たちも反論できないと思うのである。電話が本当のコミュニケーションかどうかを疑うのなら、このサイトを見ればいいかも知れない。
http://www.tog-japan.co.jp/edu/competency/ct28.html(電話コミュニケーショントレーニング)


というのは僕自身肉声の重要性については十分認識しているからで、単に文字の羅列で説明できない感情なんかもわかってしまうからで、わかってしまったからこそ湧き上がる感情なんかもあるものだ
時には最初に声を聞いただけで、「生理的に云々」なんていうこともありうる。
そんな時こそ「人間は動物であること」を確認させられるのだ。


「ホモ・サピエンスは言葉を進化させすぎたために滅んだ」なんぞと宇宙人に書かれてしまうことは避けたいものだ。

2009年9月16日水曜日

イチローの引き際

アメリカの大リーグでその年最も活躍した投手に贈られる、「サイ・ヤング賞」なる賞がある。

サイ・ヤングはもう6、70年前に活躍した実在の投手で、メジャー歴代511勝を挙げているのだが、これは今までに存在した投手の中でもっとも多い勝ち星である。

まあこれぐらいなら、ちょっとメジャーリーグに詳しい人なら知っていることなのかもしれないが、「メジャー最多敗投手は誰か?」という質問に答えられる人は意外と少ないものである。


何を隠そう、歴代でもっとも負けた投手も、サイ・ヤングその人なのである(316敗)。

実は511勝316敗という数字は、比で表すと17:10、もっというと毎年8勝5敗を繰り返す投手と同じ割合で、まあもちろんすごく強い体を持っていなければならないのだが、少なくとも日本野球界において8勝5敗という数字は、飛びぬけてすごいというわけではない。



僕がイチローについて感心するのは、ヒット数、打率に関して申し分のない成績を残しながら、打数が増えるに連れて増えるであろう記録(例えば三振数や併殺打)が比率にしてメジャーでも相当高いレベルのほうで少ないことだ。

この間テレビでみのさんがイチローの打法について、「走りながら打つのはセコイ」という主旨の発言をして騒がれているそうだが、ヒットを打つために試合に出ているのだから、セコイもなにもないじゃないかというのが僕の率直な意見で、ヒット数にこだわるイチローも、やはり同じ感想かと思うし、「イチローのもっとも大きな功績」がアメリカ人にとって年間最多安打(262本)なのだから、まあアメリカ人もそう思うかもしれない。おそらくパワー志向のメジャーリーグにおいて彼の打法は異色に映ったろうし、しかし記録を残していくことでその志向ごと変わろうとしているのはまさによく報道されている通りだ。



ちょっと人を小ばかにした態度や、妙にビッグマウスなところは僕の中でどれだけの偉人であろうともまったく別の問題でしかないので心の中で好きになれないのは事実なのだが、WBCのサヨナラヒットでもう参ってしまったし、これからイチローに関してはどんどん無関心になってしまうのかもしれない。

現に彼にはもう達成しないといけない記録などほとんど残されていないし、だからこそ疲れることも多いのだろうがぜひこれからも全国のファンの期待に応え続けてくれることを祈りつつ、僕はこの辺でイチローさんについて言及することを降りようと思います。


なんかこうイライラするような、でも間違いなく凄い人。
その全てを計算に入れて、求められる役を演じられる人。
次男なのにイチロー。

全てが僕のような凡人の想像を超えているので、草葉の陰から応援することにします。

2009年9月7日月曜日

鉄板焼 ちょいうまや

先輩が新しく神戸に鉄板焼きの店をオープンしたということで、仕事を兼ねていってまいりました。
僕は詳しい道を知らないので、今回は案内人をつけることにしました。

こちらのお二人。






場所はJR新長田、東出口を出て北へ。


ひたすら北へ徒歩10分。



ケーズデンキを右折したら商店街があるので



左手にある地下へ降りるエスカレーターを降りて



到着です。


店内。
現場はグルメ街で競合店も多く(イタリアン・焼肉・立ち呑み・ラーメン・リラクゼーション)、地下ということで僕のウィルコムは圏外(au、dokomoはOK)。

地下鉄駒ヶ林駅に抜ける通路でもありますが駅からだいぶ離れていることもあり、土曜日のPM2:00に人通りは少ない。

ただすぐ上が商店街なので、そこのお客さんが来てくれれば大丈夫だと思います。

ぜひ頑張って貰いたいです。