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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2009年10月8日木曜日

フィッ!!

今、巷で大人気の「噛むンとフニャンフニャン」のCMは、従来ガムを噛むことのなかった層にフォーカスを当てて、市場の拡大に寄与することとなった。

http://www.youtube.com/watch?v=ByjoPP5WoRA

そのためには企画部の綿密な計算があったし、古い価値観に捉われることなく消費者の視点でガムを見るという原点に返ったことが功を奏したといわれている。


今回主にターゲットとして見ていた女子高生は、どうも市場調査だと「ガムは疲れる」という意見を持っていたようで、植物性樹脂を増やしながらフニャンフニャンにしすぎることなく…といった高度な技術が求められたようだ。そしてまた「人にあげやすい」ことを目的とした「千切れる包み紙」を使用している。


このCMで注目すべき点は、「ガムであること」を全く意識させないことで、CM中に「ガム」だとは一言も言っていないしパッケージにも載っていない。ガムの市場は縮小気味で、最近はグミ市場におされ気味であるということも、少なからず影響しているように思う。「弱点を売れ行きに変える」勇気の要る決断だったに違いない。

一つ不安なのが、「硬いもの離れ」が続く若い世代の顎をさらに甘やかすことに繋がるのではないかということと、そうしないと売れないというのが、少し寂しいということだ。



そんな僕の心配をよそに、「ふにゃんふにゃんダンスコンテスト」みたいなのもネット上で展開されているし、どっかの小学校では運動会のダンスにこれを取り入れるなど、一億総フニャンフニャン運動が進められている。なにより頭に残りやすいし、下手をすると仕事中の僕の頭から出て行かないこともある。


ちなみにこのキャッチーな曲を歌っているのは「たむらぱん」というシンガーソングライターで、My Space出身の初めてのメジャーデビュー歌手であるらしい。SNSを通してアーティストが出てくるのは喜ばしいことだし、今回ロッテさんに抜擢されたことは、グッドニュースであったと思う。
有名だけが力になるわけではないことを、証明していただきたいものである。

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