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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2009年10月24日土曜日

遺伝子の系譜

認知症で冒されてた南田洋子さんという大女優が亡くなったということで、むしろ惜しい人が亡くなったというより、老・老介護の果てに…という論調が多くなっているのは事実だと思う。

2人には子供がいない。
日本では祖父母ー父母ー子供という3世代が同じ家に住んでいる(stem family)というイメージもあるようだが、実はそんなことはなくて、圧倒的に父母ー子供(simple family)が多い。ただ他国と違うのは、精神的にstem familyができやすい下地がある、ということだけのようだ。


それとは別に、「neo-local」という概念がある。イギリスが理想としている社会の形だ。
neo-localでは父母の住んでいる家から子供は結婚すると出て行く。もちろんお互いに目が行くことも物理的には少なくなるし、費用が内部化できない(例えば介護を業者に頼まざるをえなくなる等)ので、社会全体で消費されるコストは増える。感覚としては、消費を請け負っている「家計」がneo-localでは早く分裂して増えるということだ。



現政権が掲げる「友愛社会」はまさにこれを目指している。
友愛というのは無償の愛ではなく、そこには常にコストが発生するのである。

ただ日本には大きな問題がある。
少子化」だ。
上の世代を背負って立てるほどの財源を生み出せるだろうか?
格差社会が進行していったら、税収確保のために税金の累進化に拍車がかからないだろうか?

日本社会の培ってきた社会構造の系譜は八方塞で、政府が自らの推し出す政策を進めるにはまず「結婚して子供を持つ幸せ」を刷り込んでいく必要があると思うのだが、そんなことは可能でしょうか?
人間っていうのは難しい。


話は変わって先述南田洋子さんは共同馬主として競走馬を所有していました。
そのうちの1頭にダイナアクトレスという馬がいて、もう20年以上前の馬なんですがこの母親モデルスポートから4代連続で重賞勝利を続けているのです。

モデルスポートーダイナアクトレス(毎日王冠、スプリンターズSなど)ープライムステージ(札幌3歳S、フェアリーS)ーアブソリュート(東京新聞杯)。名牝の系譜です。
ちなみに去年のジャパンカップ馬スクリーンヒーローはダイナアクトレスの孫。

ちょっと関係ない話になってしまいましたが、子供を作るということに何の疑問も持っていない例でした。

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