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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2010年6月24日木曜日

ああそのために法律があるのか

広島県のマツダの工場で11人もの人を跳ねたとして逮捕された男が、秋葉原のあの事件の犯人と境遇がよく似ているとして話題に上っている。

秋葉原は派遣社員、広島は期間工。
この共通点が、労働形態の間違いを指摘するなどといった極端な話にならないことを願う。
似通った労働条件で働いていたからシステムが悪というのなら義務教育もそうだし、言ってしまえば両親が(存命中だろうとなかろうと)いるという点も一緒ではないか。

大量のワーキングプアを生み出したとされるこの問題が、一定の影響を与えたことは見ればわかる。わかるんやけども…いったい誰が義務教育と労働システムとの線を引くのかという問題は残る。


昔コンビニでアルバイトをしてたときに、そこの店で買った物を学生が近くのマンションの前で食い散らかし、片付けずに帰ったことで、なぜか店に苦情が来た。後で湧きあがってきた怒りを分析してみたところ、
「その理論だと作った人間が一番悪い」というものでした。つまり責任の所在を明らかにする線引を、近所のおばちゃんによって勝手になされたという怒り。


だからといって「結局本人の自己責任」というのはいささか思考停止な気もするし、自己責任のない人にある日思い立たれて無差別殺人に巻き込まれたくない人は、銃を持っていいということになる。

思いのほか難しいな、これは。

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