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2008年7月13日日曜日

「許容」の社会学

先日某友人に経済学を教えてくれといわれて、熱心な人もおるもんやなぁと思いつつ、自分があまりしっかり勉強していないことを後悔しました。

経済学というのはちょっと特殊な学問で、学問会得の結果に対して、それを生かしての社会貢献の効果が極めて見えにくい学問です。

どういうことかというと、僕の大学では経済学を4年間勉強した後、4年目の最後に
「しかし今まで勉強した内容では不況を説明できないこと」を教えられます。

あんな偉い人がいっぱい集まっても不況になるんやから、なんとなくわかりそうなものですが。


さて、およそすべてのこの世の消費社会では需要供給の法則が成り立つのですが、ネット社会もその例に漏れません。サイト運営などは供給量に対してアクセス数という結果(報酬)が得られ、それを市場社会で洗練された評価によって企業が広告出させてくださいとゆうてきて広告費で運営するわけです。

なので、ちょっと普通に比べて法則が見えにくくはあるんですが。

運営者はアクセス数を獲得するためユーザーが利用したいと思うレイアウトでサイトを展開します。早い話がみんなが芸能ニュースを見たがるのに、1面に経済ニュースばっかりのっけるとアクセス数が伸びないということになるわけです。


で、前フリが長くなりましたが僕が普段使っているMSNは酷いです。
あんな真面目ぶったレイアウトにしてるのに芸能ニュースばっかりです。これはユーザーのニーズを意味します。

それでもそこに気になるニュースがありました。
山本モナ二度目の不倫と藤木直人が過去にキャバクラ嬢を妊娠させて中絶させたとゆう話。

不倫と中絶の善し悪しはここでは言及しませんが、現段階で、僕には両方とも致命的だとしか思えません。

以前、山本さんが一度目の不倫をしてたさいに僕は自分で擁護の立場をとったことを覚えています。その根拠は、僕が芸能界に人並みに興味のあるほうではなく、芸能界に生きる人が自分にとってなんのシンボルにもアイドルにも、もちろん生きる希望にもならないため、ああゆう芸能リポーターのやってることが一般人の私生活の暴露となんら変わりのない行為だからです。

芸能リポーターの仕事自体が僕にとっては「悪」であるのでそこで曝される人は善悪を判断する対象にはなりえませんでした。


けど今回は許されません。それは「2度目だから」以外にも色々細かい理由があるみたいです(苦笑しながら復帰の準備をしてくれた人に失礼とか)。


ではなぜ藤木の場合は各紙「もう終わり」的な論調なのか。

僕が思うにそれは「代わりがいくらでもいるポジションだから」とゆうことではないでしょうか。

彼はたしかに爽やか系のイケメンですが、ただそれだけです。
別に演技がとりたててうまいわけでもないし、暇つぶしに始めた歌手の方はむしろヘタ。
その彼が「爽やか系」という肩書きを失えば、もはや存在価値はありません。


僕のだいっ嫌いな井上公造とゆうリポーターが「いやー、モナちゃんとは友達なんですけどしっかり反省もしているみたいだし、本当はあんな子じゃないんですよ(だから2度目でもそんな責めてあげないでください)」って公共の電波を使っていってましたが、あれは酷いです。

芸能人の生活の片面のみを伝えて彼らに対する一種のプロパガンダを作ってるのは井上本人やのに。だったらそのハイエナみたいな仕事、やめるべき。

まぁかくして山本には
「知的やけど人の男しかすきになれない」てゆうイメージと
藤木には
「上っ面男」のイメージが
少なくとも僕には加わりました。

ちなみに今年の一押しは、夏帆です。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

MSNはおれもいらいらして見るのやめた…

経済とは縁のないおれは需要と供給の関係を信じてなくて、「あれば見る」ってのは需要とは呼ばんのちゃうかと思ってる。
迷惑メールとか。
儲けのためやとしてもあれが最善の策とは思えんし。
このへんどうなんでしょう?

ちなみにおれも井上○造が、というか芸能リポーターが大嫌いです

匿名 さんのコメント...

「あれば見る」の前になぜそこに「ある」のかとゆう段階では間違いなく法則が存在しているというのはいいとおもいます。ユーザーに受け入れられないと市場には存在しませんので。しかしながらネットサイトというのは価格が発生しません(ほとんどが無料)ので、均衡価格(需要線と供給線の交点)というのが我々一般人の眼には非常にわかりにくい構造になってます。そこでネット社会では「アクセス数」を価格の代わりに評価基準にしてるわですが、「アクセス」には月々の「通信料」と「時間」を「投資」しています。これはまさにユーザーの「需要」行動です。そして上記の「受け入れられないと淘汰される」に帰る訳ですが、ご指摘の通り「じゃあどっちが先なんだ」といわれると確かに難しいものがありますね。

儲けのために「最善」の方法が長期的に「最適」な利潤を生み出すとは限りません。飛ばしすぎると息切れしたり、規制の対象になったりなんだかんだで結局「市場の中で最適」なポジションを得ていきます。このへんはたぶんご存知ゲーム理論です。やからネット社会は今淘汰の最中なんだと思います。たぶん。

こんな感じでどうでしょう?
2回生ぐらいまでの知識しかでてこんかった(笑)

匿名 さんのコメント...

まず「見たい」っていう需要があって、それに答えるために供給が増えてきて、普通は(商品とか)需要と供給のバランスいいとこで止まるんやろうけど(※実はこの前提もあんまり信用してない)、芸能ニュースとかやと「あったら見てまう」ってのがあるから歯止めがきかんのちゃうかなと。金もいらんし時間はあるし。
結果、供給過多やのにどんどん供給してまうっていう。

カード会社も、消費者がクレジットカードやとどんどん買ってまうってのを利用して成り立ってるようなもんやんか。
人間の欲を掘り起こすような商売って、いうたら人を堕落させてるような気がすんのよ。
ってもう完全におれの好き嫌いの問題になってるけど。

まぁカードはそういう一面だけじゃないし便利やからめちゃくちゃ利用してるけど、芸能リポーターっていう職業はまじでいらんと思う。

なんかおれめっちゃ喋ってんなぁ。
ちなみに「最適」「最善」のあたりは難しくてよくわかりませんでした…

匿名 さんのコメント...

「最善」ってゆうのは「投資効果(利潤)最大」ってゆう意味です。俺が勝手に作ったのに説明をはしょってしまった。

あーわかった。
これは普通のニュースの場合も一緒やねんけど芸能ニュースの場合やと限られた枠内で限られたニュースしか報道できませんよね。で、時間枠ごとに一番視聴者が見る時間帯は流すためにかかる報道局がコストがかかってくる。やから報道局としては、視聴者が見たいと思いそうなニュースを流すことで視聴率を稼ぐことになるわけですが、たしかにkajiのゆうとおり視聴率ってゆうものは俺らユーザーがいくら報道局に供給したところで俺ら自身に使用量がかかるわけじゃない(NHKは例外)。でもこの視聴率を別のところでお金に換算できるシステムがあるんです。それが「広告費」なんです。視聴者が一番見てそうな時間帯にCMを流そうとすると、そうでない時間に流すのよりもお金がかかるんですが、それはCMの効果を考えれば当然のことです。やからこうゆうのは俺らが直接必要としてないはずのニュースと需要供給の法則を体現してるとはいいにくいってことですかね?それやったら確かにそうかもしれん。

カードの場合やと、所得から必要税とか社会保障費とか必要経費をさしひいた「可処分所得(要は自分で好きにつかっていい金)」のうちからじゃないと、いくらカードやからといっても限度があります(カード破産するやつもいますが)。そして可処分所得から消費分を差し引いたものが「貯蓄」です。日本は世界一の貯蓄大国ですが実は経済的には金は市場に出回るほうがいいとされています。やから破産者が出ない限りはいいことかもしれませんが、現実にそうゆう堕落した人間が出ている時点でおっしゃるとおり欲を掘り起こすとろくなことにはならないかもしれません。カードがどうゆう仕組みなのかは詳しくはよくわからないですがユーザーとは関係ないとこでは法則が存在してるんではないでしょうか。全くわかりません。

けどまだ淘汰や洗練はされていない不完全な形で存在している可能性が高いです。つまり、供給されているサービスが、需要分に応じて正確に金銭評価されていないということと、果たして金銭で評価する必要があるかという議論もあります。前述のCMに関しては、今やってるやりかたやと全然効果が上がらないことが立証されています。口コミで伝えた方がはるかに効果があがる(確か4倍ぐらい)んだとか。こうなると金銭で評価しようとしている人たちには大変なことになるでしょう。

やから「需要供給」という呼び方がふさわしいかどうかはわかりませんが、根底には存在するんやと思うんですが…

芸能ニュースに関しては、スキャンダルを売れる糸口にしようとするやつがいるからよけいめんどくさいねんなー