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2008年10月8日水曜日

求夢旅行

競馬を知らない人でも、ディープインパクトという馬については聞いたことがあるかもしれません。
昨日、そのディープインパクトもかつて出走した(禁止薬物発見で失格。)フランスで行われる凱旋門賞という世界最高峰のレースに1頭の日本馬が出走しました。馬の名前はメイショウサムソン。

サムソンは現在G1を4勝し、現役の中でもっとも強いと目されている実力馬で、僕が以前「そろそろ消える馬」にリストアップした馬なんですが、これがなんと16頭立て10着となかなかの「健闘」を見せました。

http://www.youtube.com/watch?v=JvWf9-Nx91U&feature=related

どこが健闘やねんって言われるかもしれませんが、なんせ世界最高のレース。ディープインパクトのほかに、数々の日本馬が世界最高峰に挑戦し、そして返り討ちにされてきました。


第48回1969年10月5日 スピードシンボリ 着外(11着以下)
第51回1972年10月8日 メジロムサシ 18着
第65回1986年10月8日 シリウスシンボリ 14着
第78回1999年10月3日 エルコンドルパサー 2着
第81回2002年10月6日 マンハッタンカフェ 13着
第83回2004年10月3日 タップダンスシチー 17着
第85回2006年10月1日 ディープインパクト 失格(3位入線)
第87回2008年10月5日 メイショウサムソン 10着             (wikipediaより引用)

これらの馬は、当時もちろん日本で最強ぐらいじゃないと向こうで勝手に除外されてしまうので一応精鋭なんですが、ご覧の通り惨敗を繰り返しています。

で、ディープインパクトってゆうのはホンマに競馬ファンにとってはほとんど最後の賭け、というか望みやったわけです。この馬が出てきたとき、日本はその強さに震撼し、いずれは凱旋門だろうがキングジョージだろうが、世界の頂点に立ってくれると疑わなかったわけですが…まあ簡単な話、フランスに遠征して体調を整えている段階で風邪ひいてもうたわけです。それで3着はすごいことなんですが。


で、競馬ファンの中では「いつか凱旋門賞を勝ってくれる日本馬は現れるのか?」という当然かつ永遠の疑問があります。NOというファンも多い中、僕の答えはYESです。

上の引用してきた表の中で、ディープインパクト以外に1頭頑張った馬がいることに気づいたかもしれませんが、この1999年のエルコンドルパサー(日本語訳は「コンドルは飛んでいく」)という馬は、当時まだまだ珍しかった海外遠征を行った(事実エルコンドルの生涯11戦の中の最後の4戦は海外でのもの)馬なんですが、この馬は当時世界最強のモンジューの2着に粘りました。それも、さいごの50mまでは先頭走ってたんです。

要は体調管理と芝質の違いというのが大いに関係あると思うんですね。逆に、「もし凱旋門賞が日本で開催されているレースなら、日本馬の勝率は大きく上がる」という仮説が成り立ちます。
それは「世界最強」を自ら名乗ってはばからない馬がジャパンカップやら他のG1に参戦してきて惨敗、もしくは勝ったとしても僅差であるなど、過去から現在サンプルには事欠かないことからもわかります。

凱旋門を勝った馬の中でも、フランスのアーバンシーはジャパンカップで8着、エルコンドルに勝ったモンジューも同4着、去年の凱旋門賞馬ディラントーマスは体調管理の難しさを危惧して回避、等、勝負の分かれ目が馬の繊細さに起因したところが多分にあるわけです。

もうひとつ、実は凱旋門賞は3歳馬が有利、というのは背負う斤量が違うためで、実際過去10年でも7度、全体で87回中54回3歳馬が制しています。つまり、3歳という早い時期に海外でいつか凱旋門賞をとるためにやっていくと決めた馬が現れれば、可能です。しかし3歳というのは日本でもクラシック世代という一番大事な時期(ダービーとかがある。ダービーを勝つのはすべてのホースマンの夢という)なので、覚悟は尋常じゃないものがありますが。



何にせよ、いろいろ賭して世界最強に挑む姿はいつの時代も感動を誘います。僕は個人的にイチローが好きじゃないにも関わらず、彼の見せてくれるパフォーマンスには感動するのと同じように、今まで何度も馬券上裏切られたサムソンが世界に挑戦するのは応援しました。サムソンの場合は去年、インフルエンザで遠征を断念したという経緯もあるのでなおさらです。



でも、その前にひとつ言いたいことが…

なぜサムソンやったのか…
(同時に登録してた)アドマイヤジュピタの方が…

という念は禁じ得ませんでしたが実績が足りないので仕方ないですね。

サムソンは今年いっぱいで引退するそうなので来年以降はまた違う日本最強馬が挑戦することになります。どんな馬が登録してもぜひ応援したいです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC

こんな名前の馬が出走してくれたら最高です。

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