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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2011年4月15日金曜日

転向~7・嫌われたいんかな

先にも述べたように、経済学の中では人間は完璧なまでに合理的で、その合理性は各々が各々の利益を追求することによって満たされる。逆に言うと、己の利益を合理的に追求しないような人間は、人間と見なされていない。

『己の利益』には道徳や悲しみ喜び、またそれを理解できる人間の質など、金に置き換えられないものは含まれない。
たとえば、津波で壊れた店から商品を盗む(利益プラス)ことやら、サッカーのチャリティーマッチのチケットをネットで転売して儲けることなど、経済学的見地に立てば、いとも簡単にやってのけることはできる。

さらにもっと言えば、被災し寝泊まりする場所がない少しお金のある人に対して、需要の高まりを背景に宿泊費を釣り上げること(残念ながら事実として起こっている)なども、そんなに経済が大切であれば正解だ。



普段有料の温泉施設を無料で解放したり、3月分のメール料金をタダにしてくれたり、炊き出しに参加していくら人に感謝されようと、彼らにとっては『機会損失』という名の損失でしかない。


ここまで考えて、話には聞いてたけどいかに人の気持ちの汲めない学問か、思い知らされてしまった。
どんな反論が出てきてももういいよ。支持しません。

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