I’M HERE

自分の写真
トータルライフコンサルタント 相続診断士

2008年11月30日日曜日

そして露酒は海を渡る

今日はジャパンカップ、ということで出走表に目を通してみました。

僕は「最強馬」といわれる馬の中でもジャパンカップをとっていない馬はその名に値しないと思っているので、いつも1998年度の本レースを制したエルコンドルパサーを挙げることにしていますが、そのためにはジャパンカップはハイレベルなものでなければなりません。しかしながら、今回のレースはG1馬6頭を除けばなんで出てきたのかよくわからない面々。外国馬もかつてのピルサドスキーやらモンジュー、シングスピールに比べると小粒で上位と下位の差が激しいレースになりました。


で、よくみると今回海外から招待されたペイパルブルの父親がなんとモンジュー…!!
歴史を感じます。モンジューはフランスのリーディングサイアー(ナンバーワン種牡馬)なのでわからんでもないんですが、こういうのは嬉しいですね。



モンジューの父親はサドラーズウェルズと言うのですが、これはロンドンのサドラーズウェルズ劇場からとっています。サドラーズウェルズ系の馬にはこれにあやかり歌劇を連想させる名前がよく使われます。

たとえば産駒のカーネギー(カーネギーホール)、オペラハウス、その仔テイエムオペラオー。自身の父の名がノーザンダンサーで、その仔にニジンスキー(ロシアの天才ダンサー)、ヌレイエフ(同)、リファール(フランスの舞踏家)。
ジャパンカップを勝ったシングスピール(ドイツの庶民向け歌劇)は孫に当たり、その仔にはローエングリン(ワーグナー作のオペラ)がいる。
予断ですが上記エルコンドルパサー(アルゼンチン民謡)も彼の孫に当たります。

リファールの仔のダンシングブレーヴ(凱旋門賞馬)がマリー病という奇病に冒され海外では種牡馬としては見限られてしまい、日本に輸入されたことも、この系統が広がるきっかけにもなりました。サンデーサイレンスが最近まで種牡馬として席巻していたためあまり流行血統ではないんですが、僕は名前の美しさが好きでこっちの系統を応援しています。ちなみにジャパンカップの目下の敵は、サンデーサイレンス産駒のマツリダゴッホです。


サンデーサイレンスの仔がマツリダゴッホ、というように、海外の馬の名前に比べて日本の馬名はホンマセンスありません。僕は日本馬は漢字でもOK、っていう風にして欲しいんですが、何でもかんでも海外になぞらえようとしてるJRAによって却下されるでしょう。香港では出走馬はみんな無理やり漢字表記になるんですけどね。昔ハットトリックという馬が香港に遠征(優勝)したときの表記が、「三連冠」でした。「絶影」とかセンスを感じると思いませんか。



というわけで、今回の出走馬を一部漢字表記にするとこうなります。一部私情が混じりました。
ウオッカ→露酒
アサクサキングス→浅草王
スクリーンヒーロー→銀幕王子
オウケンブルースリ→桜拳香港星
メイショウサムソン→名将寒損
そういえば寒損もオペラハウス産駒でした。

申し遅れましたが下に最近付け足したYOUTUBEは過去のMIRです(個人的)。

三浦が阪神行かんでホンマよかった~

0 件のコメント: