ふと思ったんですけど、
これから何かしようという人に対して、日本では「頑張れ」という言葉がよく使われますよね。
しかしこれが英語圏になると、「Good Luck」だの「Take It Easy」になります。
これからやろうとしてることの大変さが万国共通だと仮定すれば、この2つは国民性の違いからくるのであろうか、そうに違いないと思うわけです。
ゴールデンウィークを利用して、「ミスト」という映画を観ました。
簡単にあらすじを説明すると、町を突然霧が覆い尽くして、その中からモンスターが襲ってくるので人々は町のスーパーの中に避難し、その極限状態での人間模様を描いたものなんですけど最終的には(僕が見た感じでは)「あがいても一緒、何にすがっても死ぬ確率は同じ」という感じでした。
ふらふらっと外に出て行ったおばちゃんが助かってたり、最後まであがいた主人公が結果ともに生き残った人を絶望の果てに殺してしまったりと日本人的な感覚で言うといかにもバッドエンドに聞こえてしまうのですが、これが教育的だったりするんですよね。
「ミスト」の主題は多分もうひとつあって、宗教との付き合い方だと思います。これについてはまだよくわかってないし、話せば長くなると思うので別な機会に考えれたらいいと思います。
ともかく、困難に直面した場合欧米では「はなっからすべて解決できるとは思っていない」というようなスタンス、言い換えればすべてのことは神の思し召し、とでもいうのでしょうか、「頑張れば解決できるはず」という日本人的精神は、一種傲慢にすら映るのかもしれません。
「日本人は勤勉だ」という海外の人の日本人に対する偏見は、こういった姿勢の違いからくるものなのかもしれません。だとしたら、不器用なだけかもしれませんね。
2 件のコメント:
>「頑張れば解決できるはず」という日本人的精神
というより、「頑張れば結果が出なくてもよい、許される」というのが、大多数の日本人の精神だと思います。それは学校教育がどうしようもないことと親の教育が激甘やからと思っておりますが。
大多数の日本人にとって「頑張ること」はひとつの免罪符なのでしょう。
なるほどなー。
結局できる、できないに理由が欲しいだけなのかもしれませんね英語圏では。
「神様の思し召しやから」という理由は、お洒落じゃないかと思いますけどね。
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