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2009年5月31日日曜日

判官贔屓ダービー

今日5月31日は日本ダービーです。僕のこのブログは去年のダービーの時期に始めているので、ちょうど1年ということになります。たまにでも見てくださっている方はありがとうございます。このように競馬フリークというのは季節の変わり目をレースを基準に感じたりするのです。


JRAが今年になってやや張り切ってCMを打ち出しているおかげで、僕の周りにも「レース名ぐらいは何か聞いたことある~」って人が増えてきました。うれしいことですね。今大泉洋さんが部長とのゴルフを断るために大怪我をした体の特殊メイクをするあいだ、佐藤浩一さんがテレビで昔のダービーをビデオで見ているシーンがあるのですが、あれは1992年のミホノブルボンという馬です(よく聞くと「ブルボン先頭」と言っているのが聞こえる)。そして映ってはいませんが、そのときの2着の馬がご存知ライスシャワーです。


言うまでもなく競馬の中でもっとも有名なレースですから、まあいろいろドラマがあるんですが、僕が個人的にすごい好きなのが1997年のサニーブライアンが勝ったダービーです。

1996年10月5日、東京競馬場の新馬戦(芝1800m)にて3番人気でデビュー。スタートから先頭に立ち、逃げ切りで勝利。その後百日草特別で5着、続くGIII府中3歳ステークスに出走し、2番人気に推されたがゴッドスピードに敗れた。
その後、3歳500万円以下条件のレースを2度使うも勝つことが出来ず、2勝目をあげたのは年明け6戦目の中山芝2000mのオープン特別・ジュニアカップ。スタートから先頭に立ち、スローペースに落としそのままゴールし、オープンクラスとなる。次走のGII弥生賞で3着に入り、GI皐月賞の優先出走権を得る。太りやすい体質であったサニーブライアンは皐月賞の優先出走権を既に持ちながら、中2週で若葉ステークス(皐月賞指定オープン)に出走、生涯最初で最後の1番人気となる。結果は逃げることが出来ず、4着に敗れる。
この敗戦により皐月賞では人気を格段に落とすこととなる。
9戦目の皐月賞では11番人気、大外18番枠。スタートがあまり良くない馬のため、大西直宏は外から包まれない大外を事前に望んでおり、正に思惑通りとなった。一旦先頭を譲るが、第3コーナー辺りから再び先頭に立つと、そのまま2着のシルクライトニングをクビ差振り切見事皐月賞勝利(1冠目)を飾った。同レースの上位人気馬メジロブライトやランニングゲイルが後方一気の脚質のため、
サニーブライアンの勝利は「後方待機する馬が牽制しあい、また不利を受けた事によるフロック」というのが大方の見方であった。
東京優駿(ダービーのこと)の前にもプリンシパルステークス出走を予定していたが、調教中未勝利馬に蹴られて外傷を負ったため同レースを回避し、東京優駿へ直行することになった。外傷により調整に不安が持たれたのか、皐月賞の勝利がフロックと思われたのか東京優駿でも6番人気(シルクライトニングが競走除外のため実際には7番人気)と相変わらず低評価であった。そのような中、レース前に同騎手が「1番人気はいらない。1着がほしいんです」と語っている。枠は皐月賞と同じ大外枠18番で、また皐月賞以降、同騎手は「逃げ宣言」を繰り返していた。もし仮に、同じく出走している逃げ馬のサイレンススズカが逃げていれば、同馬がハイペースで飛ばしこれに巻き込まれてしまうことが濃厚だったが「もし先手を奪いに行っても、サニーブライアンは絶対に退かない。それでは共倒れになると思った。」とレース後に鞍上の上村洋行が答えたように、サイレンススズカらが控えたことで、レースではスタートから先頭に立ち、展開有利な「ややスローペースの単騎逃げ」体勢を作ることに成功した。この事態に「おのおの方、油断めさるな、逃げているのは皐月賞馬だ」と杉本清アナウンサーが実況している。そして東京競馬場の長い直線でスパートし、スタートから一度も先頭を譲ることなく2着のシルクジャスティスら後方に待機していた集団を1馬身抑えて、2分25秒9、上がり3ハロン35秒1というタイムでクラシック二冠目を制した。


弥生賞で3着に入り皐月賞の出走権があるにも関わらず若葉ステークスに出走(4着)し、さらに皐月賞勝利後はダービートライアルのプリンシパルステークスに出走(調教中の外傷により、出走回避)という中尾銑治調教師によるローテーションは、当時「使いすぎ」と言われた。中尾調教師は「使わないと馬が太くなりすぎる」と説明したが、評論家の大川慶次郎は「皐月賞を勝つほどの馬なら、自分で体を作るはず」と、安易にレースを使おうとする調教師の姿勢を批判した。

ダービーのゴール入線直前、フジテレビの三宅正治アナウンサーの「これはもうフロックでもなんでもない!二冠達成!!!!」という実況は、名実況としてファンに大変愛されている。それまで「皐月賞はフロックだ」と言われ続け悔しい思いをしていた関係者も、この勝利と三宅アナの実況により、大いに溜飲を下げた。
(以上、wikipediaより抜粋、筆者の都合で一部改訂)


僕は判官贔屓甚だしいので、こういう逆境だらけの人馬が頑張っている姿は好きなんですね。
以上のエピソードを読んだ後で、ぜひレースをご覧ください。

それでは、どうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=FOdVYsByiyo




ところで今回のダービーは、皐月賞馬が1番人気になってますね。
サニーブライアンと同じく、大外枠に入った模様です。

皐月賞で惨敗した組は軒並み人気を落としているようですが、乱ペースに飲まれてのものなので軽視は禁物、ということで今回もワイドで、人気薄を抑えたいと思います。

しかし今回は18頭中7頭の親がダービー馬ですか。
またドラマが生まれるんじゃないでしょうかね。


2 件のコメント:

ギャンブル中毒A さんのコメント...

だいぶ前にアドレス教えて頂いてたみたいですが、今日が初見となったことをまずお詫びします。
今回のダービーは特に思い出に残るものとなりそうです。
ジョー藤岡の思い切った大逃げ、反してリーチ武豊のペースを読んだ逃げ、アンライバルド岩田の緊張。
前評判が燦々たるもので、ジョッキー、調教師も悲観的だったロジが、無敗の弥生賞馬たるところを見せつけての勝利。
2着漢横山の悲願のダービー悲願の初制覇。
ゴール後の横山と武豊のハイタッチ。
いろいろ見どころはありましたが、やはり勝利ジョッキーインタビューでの、「馬を信じられなかった自分が情けない」という横山の発言に感動を覚えました。
本当は嬉しくて仕方がないはずなのに、馬への感謝と自分への反省を忘れない。
なにか日本人らしい謙虚さを感じました。
ちなみに馬券はというと、なんとか馬連ゲットしたものの、リーチを軽視したために3単ゲットならず。
ロジ、バローズは厚めに買ったのに。
まあ感動で来たんで良しとします。

nauhia さんのコメント...

あ、初めまして。書き込みありがとうございます。

今回は用事が重なってしまったためリアルタイムでは見られませんでした…
僕はジョッキーに注目して見ることが少なかったのですが、確かに今回は感動しましたね。

馬券は外しましたが、バローズとかフェスタとか、面白そうな馬も出てきてるので、秋が楽しみになってきました。