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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2010年4月15日木曜日

第5章 利害の対立と協力

「囚人のジレンマ」において、(自白、自白)は支配戦略均衡点であり、ナッシュ均衡。
=個人戦略的な戦略
(黙秘、黙秘)は(自白、自白)より利得が大きい
=集団合理的な戦略
(黙秘、黙秘)は(自白、自白)に対してパレート優位であるという。

(囚人のジレンマ)
共同で犯罪を行った(と思われる)2人が捕まった。警官はこの2人の囚人に自白させる為に、彼らの牢屋を順に訪れ、自白した場合などの司法取引について以下の条件を伝えた。

もし、おまえらが2人とも黙秘したら、2人とも懲役2年だ。
だが、共犯者が黙秘していても、おまえだけが自白したらおまえだけは刑を1年に減刑してやろう。ただし、共犯者の方は懲役15年だ。
逆に共犯者だけが自白し、おまえが黙秘したら共犯者は刑が1年になる。ただし、おまえの方は懲役15年だ。
ただし、おまえらが2人とも自白したら、2人とも懲役10年だ。
なお、2人は双方に同じ条件が提示されている事を知っているものとする。また、彼らは2人は別室に隔離されていて、2人の間で強制力のある合意を形成できないとする。

このとき、囚人は共犯者と協調して黙秘すべきか、それとも共犯者を裏切って自白すべきか、というのが問題である。
 (引用:ウィキペディア)



さらに、(黙秘、黙秘)はこの場合パレート最適であるという。
(黙秘、自白)、(自白、黙秘)もパレート最適
  ⇒ナッシュ均衡≠パレート最適


環境問題、自由貿易、軍縮の国際協力
 =社会的ジレンマ
→国家又は市場による解決
→それぞれに限界→話し合い、交渉を模索

プレイヤーに戦略のインセンティヴを与える仕組みをメカニズムという。(罰則、報酬など)
 =「拘束力のある合意」
自由な個人はメカニズムにただ乗りする可能性
 =メカニズムのジレンマ又は2次ジレンマ

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