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トータルライフコンサルタント 相続診断士

2008年6月4日水曜日

遺伝子組み換え教育

実家に帰ってきているため、食に関してはありがたいことに不自由していません。
困ったことといえば、おかんが物珍しそうに部屋を覗きたがることぐらいです。

飽食の時代と呼ばれて久しいこのご時勢、世界ではエネルギーやら資源不足で食糧の価格が上昇し、各地で暴動が起こってます。食糧自給率の著しく低い我が日本でもその余波をかい物の値段が上がり続けています。

日本の政治は、昔から何か起こってからでないと準備しません。(起こってからの施策はもちろんいくつかは素晴らしいものがありました。)
¨日本の食糧自給率が低い¨+¨世界のエネルギー供給が尽きそう¨=¨日本でもいつか深刻な食糧難が起こる¨という想像は、知識さえあれば小学生にでも起きえます。それでもやっぱり準備は後回しになりました。

イギリスでは1846年に穀物法という法律ができました。これは産業革命後の工業化に備え、穀物を安価に供給しうるシステムで、このため1848年からヨーロッパ諸国で頻発した革命がイギリスでは起こらなかったといいます。イギリスで160年以上も前にできた発想が、日本にはいまだにありません。
なんかちょっと悲しくなります。



大人と子供の重要な違いは、知恵と知識量にあります。
僕は『「頭がいい」という人はどういう人だと思いますか』という質問をされると、「知恵と知識を使いこなせる人です」と答えるようにしていますが、これがどういうことかというと、たとえば

「JR大阪駅から姫路駅まで新快速でちょうど1時間かかる。芦屋から大阪まではどれぐらいかかりますか」という質問があった場合、いくつかの発想(解決法)をもって答えを導き出せる人のことをいいます。

「大阪から姫路まで新快速の停車駅は8駅であり、芦屋は大阪から数えて2つ目。だいたい60分×2/8=15分」
もちろん駅の間隔をもっと正確にご存知の方はより正確な時間を答えられるでしょうが、
「大阪から姫路まで8駅」というところが知識、その後の部分が知恵です。

これらの知識はもちろん義務教育によって身につくわけですが、残念ながら積極的に用いて生きるすべとするように教えられた記憶がないです。僕の発想力のなさはそのへんから来ているのかもしれません。



ともあれこの食糧危機は、日本のシステムを変えうる大きなエネルギーになります。今まではそうやってきましたから。墾田永年私財法やら太閤検地に次ぐ方策が現れることを思いつきたいものです。

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